さよならiPhone12 mini(1)「重さ」という敵
私がiPhoneを使い始めたのはiPhone 7 Plusから。
私の信念は「大は小を兼ねる」。
つまりシンプルに言えば貧乏臭いマインド。
だからこそ常に大きいモデルを使ってきました。
私のiPhone遍歴は
↓
↓
と、ディスプレイサイズが順調に拡大化。
そうすると見やすさと引き換えの問題になってくるのは何か?
そう、重さです。
小型のスマホといえど肌身離さず持ち運ぶものだから、その重みは肉体と精神を徐々に日々を蝕み始めます。
私とiPhoneの関係においては重さと見やすさのトレードオフに悩んできた歴史とも言えます。
それがなぜ「さよなら iPhone12 mini」になるのか、過去を紐解かねばその結末には辿りつきません。
Apple嫌いが一変
実はそもそも強烈なアンチAppleだった私。
いえ、正確にはアンチiPhoneだったのだと思います。
そんな頑なアンチだった私が完全に寝返る程に、iPhone 7 Plusは私を一瞬で完璧に魅了しました。
圧倒的な使い心地と強烈なスタイリッシュさ。
それまでAndroid端末を使っていた私でしたが、全てを上回る体験をiPhone 7 Plusは与えてくれました。
これによりアンチAndroidへ寝返り、一転してApple信者への道を辿る事になりますw
iPhone 7 Plusによって生活がすっかり変わってしまった私はその快感が忘れられず、iPhone Xが発表されると即座に購入を決断。
恐ろしいほどに高い端末代に躊躇しなかったかと言えば確実に躊躇しまくりw
しかし手汗体質の私はTouch IDに弾かれる事があまりにも頻繁で、その不満が次第に大きな不満となってきていたのです。
その悩みを解決してくれるであろう新世代の認証方式、Face IDを搭載したiPhone Xに未来のモバイルライフを託す事にしました。
返品を囁く悪魔の声
待ちに待った発売日、そのデイスプレイサイズの広さと美しさ・最新のiPhoneを手にした悦びに震えるも、手に持った途端に強烈な違和感を覚えます。
「うわっ…わたしのiPhone重すぎ…?」
ボディサイズはiPhone 7 Plusより小さくなったものの、とにかく重い…本当に重い…
※実際の重量はiPhone 7 Plusの方が重いです。サイズに対する比重の問題だと思います。
自分で想像していたよりも、スマホが重いという事は「携帯する」という意識を心底萎えさせるのに十分で、夢に見る程に恋焦がれた最新のiPhoneなのに「返品」の2文字が常に頭に付き纏う事態に…
Apple信者になってまだ日が浅かった私には、気軽に返品をするという行為がとても後ろめたく、返品期限の2週間を悶々と悩んだ末に
「いや、これは決して重くなんか無い!」
という暗示をかけ続ける事で自分の気持ちを誤魔化す
という道を選択します。
煩悩にまみれた徳の低い私には、iPhone Xが放つ強烈なブランドパワーのお陰で得られる「羨望の眼差し」の快楽に抗う事など出来ず、実用性を犠牲にしてまでも虚栄心を満たす事に決めたのです…
うん…それほどまでにiPhone Xは高かった…
誰も彼もが飛びつける程、買いやすい端末ではなかったのです…
つづく…